VODサービスでの動画の再生には、
- ストリーミング
- ダウンロード
という2つの方法があります。
これらの方法の違いと、それぞれどんな場合に向いているのかといったことを説明していきます。
ストリーミング再生とは?

VODで再生しようと選んだ動画は、その内容がデータとして端末側に送られてくることで再生されます。
ストリーミング再生では、データが送られてくるのと同時に映像として再生します。
つまり、その動画全てのデータが最初に送られてくるのではなく、都度必要なデータを受信しながら再生をしているという状態です。
よって、シーンを飛ばす操作をすると、即座にそこの時点からのデータを受信することになります。
このストリーミング再生のメリットは、すぐに見始めることができるという点です。
データの受信と同時に再生が始まるので、見たい動画を選んでから再生までの間がほとんどなく、すぐに見たいという場合に向いています。
ダウンロード再生とは?

ダウンロード再生は、見たい動画のデータ全てを一度端末側にダウンロードし、それを再生するという方法になります。
その為、見ることができるようになるまで時間が掛かり、2時間の映画だとすると、見られるまでに10分以上掛かる場合も少なくありません。
ですが、一度ダウンロードした動画はネットに接続していない状態でも見ることができ、シーンを飛ばす際にも瞬時にそれが可能です。
ダウンロードした動画は端末側にデータとして保存される為、その分の記憶容量が必要になります。
見たい動画の分の容量がない時には行うことはできず、見なくなった時には消去をしないとずっとその分の容量を食ったままになってしまうので注意が必要です。
ダウンロードはPCでは行えない場合がある
ほとんどのVODサービスはスマホから専用アプリを使う、またはPCでブラウザを使用して見ることができますが、ダウンロード再生は専用アプリを使わないと行えないことがあります。
つまり、PCでVODを見る場合は基本的にストリーミングだと考えておくといいでしょう。
見放題ではなく、課金が必要な動画を購入した場合も、ダウンロードではなく再生時に都度ストリーミングとなることがあります。
ここでの購入とは、見ることができる状態になるという意味であって、データとしてダウンロードできるとは限らないということです。
通信速度によっては利用できない場合がある

ストリーミング再生の場合
ストリーミング再生は、ある程度の通信速度がないと利用するのは難しいです。
それは、必要なデータを都度受信しながらの再生になる為で、データの受信が再生に追いつかないと途中で止まってしまったり、その繰り返しになってしまいます。
スマホで速度制限が掛かっている状態だとまともにVODが見られないのはこの為で、スマホからのストリーミング再生は通信容量に余裕をもった状態で利用してください。
ダウンロード再生の場合
ダウンロード再生の場合、速度制限が掛かっているとデータを受信し終わるまでが長くなりますが、それさえ終わってしまえば快適に見ることができます。
よって、スマホの場合は残りの通信容量によって使い分けてください。
ただし、通信制限中のダウンロードは長時間になるのを覚悟しておかないといけません。
まとめ
ストリーミング再生とダウンロード再生の違いは以上になります。
すぐに見始めたい時にはストリーミングに限りますが、途中で何度も止まってしまうような通信状況の場合は、ダウンロードを選択して端末内にデータとして保存する方がいいでしょう。
また、ダウンロードは必ず行えるとは限らないので、そのVODをストリーミングできちんと再生できる通信環境にあることが利用の必須条件だと言っていいでしょう。

